横浜開港の歴史

横浜は、2009年に、開港150周年を迎えます。
港が横浜に開かれてから、現在のような大都市に発展するまでの150年間には、多くの人たちの大変な努力と活躍がありました。

江戸時代の日本は、江戸幕府によって、外国との付き合いを禁止する「鎖国」をしていました。
ところが、1853年、ペリー提督が、「アメリカと開国をするように」という内容の手紙を持って、黒船に乗り浦賀にやって来ました。
その1年後、ペリー提督は、手紙の返答を聞くために、再び黒船に乗って、横浜に上陸しました。
その時、上陸した場所が、現在の横浜県庁や横浜開港資料館のある辺りです。

日本は、アメリカとの開国を承諾し、横浜には、外国からの船を受け入れるように、港を造りました。
そして、横浜港が誕生したのです。
その場所は、現在大さん橋の根元の辺りにあり、「象の鼻地区」と呼ばれ、その名は現在でも残っています。

「象の鼻地区」には、最初、直線の船着場が2本造られ、1867年に、1本の船着場が曲がった形に変更されました。
そして、その形が「象の鼻」に似ていたことから、「象の鼻地区」と呼ばれるようになったのです。

横浜港の開港記念日は、6月2日です。
横浜港が開港された日は、1859年7月1日でしたが、これは、旧暦安政6年6月2日にあたるので、1928年に、横浜市の議会で、開港記念日が6月2日と決まったのです。
そして、2009年6月2日には、150歳の誕生日を迎えます。


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